長野県茅野市の育児情報誌『ちの ママっぷ』スタッフによるブログ


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タグ:平岡産婦人科 ( 1 ) タグの人気記事

◆パネリストのひとり、みしぇさんのブログより

いいお産を考える諏訪のつどい 2.
1.の続きデス。

でもお産は凄く楽しかったんです。
だから二人目が出来た時、病院選びは出産の仕方で決めようと決めていました。
ところが畳の上での自然出産をしているという事で目をつけていた平出さんが
分娩の取り扱い中止。

諏訪圏内では他に産みたいと思える産院がなかったので、お産難民になった気分でした。
私は迷い、考え調べた結果平出医院から自然出産をしていた助産師さんが
平岡医院にくるかもしれないという情報を仕入れ、それにかけてみる事にしました。

二人目の妊娠生活はというと、上の1人居る状態でのツワリはキツかったのですが
それでも何とかこうとか乗り越え、その中で赤ちゃんがお母さんのお腹の中の
記憶を持っているという胎内記憶を研究されている池川明先生や
バースコーディネーターの大葉ナナコさんの講演を聞きにいったりして
妊娠生活はもちろん、食生活やこれからの子育てにいたるまで色々聞いて
考え直す様な生活でした。
娘の出産で、知らないという事は怖いと思ったからです。

もしあの時、看護学生さんに教えてもらわなければ、
私は何も疑問に感じないまま病院の言いなりになっていた。
知っているか知らないままか。
紙一重だけど、その差は天と地ほどもあります。

そしてその中で次にしたいお産のイメージを作って行きました。
いつでも希望を伝えて戦う事が出来るように
娘の時のこともあり、私は「戦って勝ち取らねば!」くらいに思っていたんです。

そんな時、平出さんで働いてらっしゃった助産師さんとお話する機会がありました。
私は意気込んで「今までで手がけられたお産の中で、これが良かったとか、
コレをするといい、とかそういう事はありますか?」と聞きました。

するとこんな答えが返ってきました。
「何が出来たから良いお産だとか、何が出来なかったから悪いお産だったとか、
そういう訳ではありませんよ」と。
私は目からウロコが5枚くらい落ちた音が聞こえた気がしました。
どんな状況下であれ、その中で自分に出来る限りの事をする。
それで十分なのだと。

そのお陰で、私は丁度次の日だった平岡医院での助産師さんとの面会で
「カンガルーケアは出来ないかも」と言われても、素直に受け入れる事が出来ました。
でもカンガルーケア以外の私の希望する事は受け入れてもらえました。
と言うか、私が前回あんな思いをして手に入れたものが、そこには普通にあったのです。

病院を選ぶという事はこういう事なのだと思いました。
私達はついついキレイなのかとか、お料理は美味しいのかとか
金額などに惑わされがちになります。
でも本当は、どういう出産なのか、それを一番に考えるべきだし、
病院も初めの検診の時に「ウチではこういう出産をしています。
それでよろしければどうぞ」ぐらいお産がウリになってくれたらいいな、と思いますけど。

そんな訳で不安もなくなり、心の準備が整ってきた36週最後の日。
シンシアリーさんへクラニオを受けに行き、前回同様陣通時に使うアロマオイルを
作り終わった時、思ってしまったんです。
「あ~これでもう思い残す事はないし、いつ産まれて来てもいいぞ~」と。
忘れてました。体が心に敏感に反応すること。
そしたら次の日、やっぱり陣痛がやってきました。

夕方4時頃、少しお腹が痛かったのですが、前回は前駆も3日もあったし
まさかまだ来ないだろうと思ってのんきに温泉なんかにつかって、
あがってみたらもうすでに結構強い痛みが15分間隔で来るようになっていました。

7時半に到着して先生に診てもった時には、
子宮口は5センチくらい開いていて、陣痛は5分間隔になっていました。
そしてそのままLDRへ。

一緒に来た娘は、怖かったみたいで「ママばいばーい」と半泣きで帰ってしまったのですが、
途中少し陣痛が一休みしている間に主人も到着し
(というか私はチビがパパを待っていたんだと思っているのですが)
痛みが強くなってきた頃、助産師さんに、
やっぱり痛みはヒーヒーフーで逃したほうがいいのか聞きました。
でも「フーってゆっくり吐けばいいのよ、そんな難しい事しなくていいから」
と言われ、前回は痛みMAXの中ヒヒフーが確かに難しかった事を思い出しました。

そして痛みがいきみたいに変わった時、当然前回のように子宮口が全開に
なるまで我慢しなくちゃいけないと思ったら、
なんと「いきみたくなったらいきんでいいのよー」と言われるではないですか!
コレまたびっくり!!

いきむのを我慢しなくていいのなら、こんなに楽な事はないじゃん♪
前回いきみ始めたら痛くなくなったし!なーんて思ったら
いきんで破水した途端、物凄い痛みが(笑)
もういつ陣痛の波が来ているかも分からないくらいずっと痛くて、
LDRだったのですが、台に足を乗せるのもやっと。

そして前回は声を出すのも我慢して!と言われたのですが「声が出るのも
我慢しなくていいから」と言ってもらえたので、そのまま叫びながら産みました。
9時ちょっと過ぎ、産まれてきたのは男の子でした。

その後はもう戦う事が全くなかったので楽チンで、本当に楽しい入院生活でした。
通院していた後半から「背中にチャックでも着いてて、実は中に誰か別の人が
入ってんじゃないの!?」ってくらい気さくで良い人にかわってきた先生と、
まさかご飯食べながらゴルゴ13の話が出きるとは夢にも思っていませんでしたし、
看護婦さん達の雰囲気も良くて、返してもらった母子手帳に
助産師さんからメッセージカードが入っていた時には涙が出ました。
そこには前回なかった看護婦さんとの信頼関係が確かに築かれていて
またココで産みたいなぁと思うことが出来ました。

と、普通であればここで終わりなのですが、実はこの後、娘の子守を
ギブアップしてしまった母に代わり主人が育児休暇をとってくれます。
もー皆さん是非取るべきです!っていうか法律で義務化して欲しい!

それぐらい、家族4人での濃厚な時間は大変だったけど特別なものだったし
なによりも「子供は二人で良い」と言っていた主人が、もう1人欲しいと
言いだした事で効果の程は分かっていただけると思います。
もし3人目が授かれば、次回も育児休暇をとると言っています。

良いお産てなんでしょう。
私は人から「産むのってどうだった?」と聞かれると、必ず「楽しかったよ~♪」と答えます。
そうすると、ほとんどの人に「そんなこと言うのアンタだけだよ」といわれます。
「もうあんな痛い事、二度といやだ」というママさんもいます。
そのせいかお産のイメージは「痛い」だとか「大変だ」だとかマイナス面ばかり
取り上げられている気がします。
子孫を残すという事は、生き物の本能であり、一番大きな生存理由であるのに
どうしてでしょう?

初めてのお産の時に感じた本能の事。
そして息子を産んだ後に、助産師さんに息つぎといきみについて聞いた時
「そんなのは体が求めるままにすればいいのよ、体にはちゃんと産む能力が
備わっているんだから」と言われ感動した事を思い出しました。
私達の体には、ちゃんと痛みを乗り越えて、楽しくお産出来るシステムがあったんです。
そして、産む力もあった。

そりゃそうですよね。
考えてみれば人間以外の動物には、病院も無ければ母親学級だってないけど
ちゃんと産んでる。そして育ててるじゃないですか。
当然育児書なんてないし、誰が教えてくれる訳でもない。
だとしたら、私達にだって同じように生む力も育てる力も備わっているハズです。

そしてその力を引き出すのが、もしお産であるのであれば、
お産や産後の過ごし方が関係しているとすれば、大いにこだわる価値があると思います。
でも今までの多くの病院でされていきたお産は、管理しやすさばかりが先行し、
娘の時の母乳の一件のように悪い事の連鎖が起きてしまっているような気がするんです。

お産て妊娠中も出産時も入院中も、子育ても全部ひっくるめてお産ですよね。

だから。どれか一つだけを見て、それだけを良くしようとしても駄目なのかもしれません。
私の場合は、シンシアリーさんに出会えてマタニティブルーが解消された事も
アロマで陣痛中リラックスできて、早く進んで楽だった事も
入院中に実習生さんと出会えて頑張った事も
二人目の妊娠中に色々知って納得の行く状態でお産を迎えたことも
どれ一つ欠けても自分が楽しいと思えたお産が出来たとは思えません。

でも全てを病院に期待するのも、ちょっと酷かなぁと思ったりもします。
だからこそ、シンシアリーさんのような病院でカバーしきれない部分のケアを
しえてくれる様なトコロの力も借りて、さらに皆が出来る事をする事で
お産を病院や妊婦さんだけのモノじゃなく皆のお産に出来たら
もっと良くなるのではないかと思っていたトコロへ今回このお話をいただきました。

自分のお産の話をすること。
1人でも多くの妊婦さんやこれからの人に「お産て楽しかったよ」と伝える事。
これが今の私に出来る事ならば、よろこんでさせてもらおうと思いました。

今、お産は大きな転換期に来ているんだと思います。
病院任せのお産から、それぞれが考え選ぶお産へ。
お産をしてくれている医療関係の方は、本当に大変だと思います。
でもとっても素敵なお仕事ですよね。
今回こういう機会を作って下さって本当に感謝しています。

中央病院さんも、今あたらしい形の産科へ向けて頑張って下さっていると聞き、
期待をしています。
そして今、妊娠されているお母さん達。
どうかこの機会をのがさず色々考えてみて下さい。
きっと楽しいお産が迎えられると思います。

良いお産。
色々考えたんですが、私はまた産みたいなと思えたら、
それはきっと良いお産なんじゃないかと思います。

私もぜひ、また授かれば、お産したいと思っています。
その時、この諏訪のお産がどうなっているのか楽しみにしていたいと思います。


はー。燃え尽きました。
でも、みしぇが中央病院で頑張ってた時に、ちょうど働いてた看護婦さんに
みしぇの症例?(って言うのかな)がキッカケになって、中央病院でも改善が行われた事や
企画した助産師さんに「私の言いたい事を全部言ってくれて驚いた」と言ってもらえて
本当に頑張って良かったと思います。
他の妊婦さんや助産師さん達と話が出来た事も凄く面白かった。

またこういうのをやってくれるそうなので、凄く楽しみ。
諏訪のお産はきっとこれからもっともっと良くなるハズです

あ~楽しかった。

あ、今日の信濃毎日新聞に載ってるかも。
取材されたしな。。。
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by chino_mamap | 2007-12-01 00:39 | 地域のイベント情報